ドッグフードに含まれるビタミンの重要性
犬に必要な栄養素について
犬は、人間と同じように水・炭水化物・たんぱく質・脂肪・ビタミン・ミネラルの6大栄養素が必要不可欠で、これらの栄養素により、エネルギー源・体をつくる・生命機能を維持するといった役割を担っています。犬の場合、特にたんぱく質は皮膚や被毛の健康維持(摂取したたんぱく質の30%が使用されます)に使用されるため、とても重要な栄養素なのです。
人間も犬も、必要な栄養素は同じですが、そのバランスは異なります。また、適切なバランス量を保たないと、悪影響を及ぼすリスクも高まります。
ビタミンの役割とは
6大栄養素の中でも、体の構成成分やエネルギー源にはなりませんが、生命の機能・代謝をスムーズにする働きをする有機化合物が、ビタミンです。犬は、ビタミンCを体内で合成することが可能ですが、基本的には食物から摂取する必要があります。そのため、ドッグフードにはビタミンが含まれているのです。
ドッグフードに含まれる各ビタミンの働き
ビタミンは、大きく分けて2つのグループに分けられます。
脂溶性ビタミン
以下のビタミンは用意に貯蔵されるため、過剰摂取に注意が必要です。
- ビタミンA
正常な視覚・被毛・皮膚・粘膜・歯をつくります。 - ビタミンD
歯や骨の形成を助ける働きをしますが、過剰摂取は高カルシウム血症の原因にもなります。 - ビタミンE
細胞膜の健全性を保ちます。その結果、協力な抗酸化成分としての働きをします。 - ビタミンK
腸内細菌によて合成され、凝血印紙の形成を調整する働きをします。
水溶性ビタミン
以下のビタミンは、尿で排出されやすく貯蔵されないため、毎日摂取する必要があります。
- ビタミンB複合体
B群全体としては、酵素成分として作用します。 - ビタミンC
犬は、ビタミンCを体内でブドウ糖から合成することができます。そのため、必須栄養素ではありませんが、免疫機能に重要な役割を担っています。
ビタミンの重要性について
ビタミンは、その種類によって異なる働きをしますが、どれも体を形成する上で重要な栄養素であることは間違いありません。総合栄養食のドッグフードには、犬が必要とする栄養素がバランスよく配合されていますので、適正量のドッグフードを毎日与え、愛犬の健康を維持しましょう。